押さえておきたい!メルティークビーフの解凍方法 4選
食事の準備をするうえで必要な技術の一つに、食材の解凍 があります。
その中でも牛肉は、解凍方法により風味や食感が大きく変わるため重要なポイントです。
今回は、効果的にメルティークビーフを解凍する4つの方法について詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.解凍方法が重要な理由
- 2.冷蔵庫での解凍
- 3.室温での解凍
- 4.氷水での解凍
- 5.流水での解凍
- 6.最後にワンポイント!
- 7.まとめ
解凍方法が重要な理由
皆さんは毎日の料理作りで、「解凍」がどれほど重要な工程かを意識されたことがありますか?
特に、牛肉は解凍方法により、肉汁(ドリップ)の出る量が変わることが知られています。
肉汁(ドリップ)には、牛肉の水分だけではなく、旨味や栄養素も含まれているため、解凍方法の違いは、牛肉本来の風味や食感、さらには見た目にも大きく影響します。
適切な解凍方法を実践することは、食材としての牛肉本来の美味しさを引き立て、料理全体の味を底上げできるので、是非一読してください。
冷蔵庫での解凍
解凍の方法はいくつかありますが、まず最初に冷蔵庫での解凍法についてご説明します。
時間は必要となりますが、解凍に適した低温環境にてゆっくりと解凍する事で、食材が持つ品質を維持しやすいというメリットがあります。
-18℃のメルティークビーフ100gを使用して試したところ、冷蔵庫(温度8℃)では5時間程度で解凍できました。
ドリップは非常に少なく、解凍歩留は 約 99.9% でした!
解凍前 解凍後
室温での解凍
次に、なるべく早く解凍したい場合には、室温解凍をオススメします。
冷蔵庫解凍に比べ時間短縮でき、ランチ終了後からディナー開始までの仕込時間内に解凍できます。
-18℃のメルティークビーフ100gを使用して試したところ、室温(温度 24℃)では 1.5 ~ 2時間程度で解凍できました。
ドリップは少なく、解凍歩留は 約 97.7% でした!
解凍前 解凍後
氷水での解凍
次に、なるべく早く解凍したい場合には、氷水解凍をオススメします。
袋に牛肉を入れ、封をしてから氷水に浮かべるだけで、短時間で解凍することができます。
ただし、しっかりと袋を封じること、及び水が肉の中に入らないように注意することが重要です。
-18℃のメルティークビーフ100gを使用して試したところ、氷水(温度 5℃)では 15分程度で解凍できました。
ドリップは少なく、解凍歩留は 約 98.4% でした!
解凍前 解凍後
流水での解凍
次に、なるべく早く解凍したい場合には、流水解凍をオススメします。
袋に牛肉を入れ、封をしてから流水に浮かべるだけで、短時間で解凍することができます。
氷水解凍と同様、流水解凍でもしっかりと袋を封じること、及び水が肉の中に入らないように注意することが重要です。
-18℃のメルティークビーフ100gを使用して試したところ、流水(温度 5℃)では 10分程度で解凍できました。
ドリップは小さじ一杯ほど出ており、解凍歩留は 約 95.6% でした!
解凍前 解凍後
最後にワンポイント!
最後に、解凍したメルティークビーフは、そのまま料理に使用するのではなく、一度室温まで戻すとより美味しくなります。
冷えた状態で牛肉を調理すると、肉へ火が通るのが遅くなったり、ムラができてしまい、調理中に肉汁が流れ出やすくなります。
特に、ステーキなどを作る際は、肉の温度調整が重要です。肉が均一に加熱されることで、格段に美味しくなります。
まとめ
メルティークビーフを使った解凍方法による違いについて、いかがだったでしょうか?
解凍の方法でも、肉の美味しさは大きく左右されるため、試される環境に合わせながら調整してみてください。
次回は、「 焼き歩留 」に着目した記事を作りますので、是非お楽しみに!