メルティークビーフを美味しく食べていただくための下準備
ご覧いただきありがとうございます。
株式会社ホクビー インサイド営業チームの【小林】です。
今回は、メルティークビーフを美味しく食べていただくための下準備についてお伝えしたいと思います。
美味しい肉料理を作るためには、適切な下準備が欠かせません。解凍から焼成までのプロセスをしっかりと行うことで、肉の風味や食感を最大限に引き出すことができます。
メルティークビーフももちろんお肉ですから、普通の牛肉とほとんど同じ方法で美味しく食べることができます。焼くだけでも美味しいのが特徴ですが、ちょっとした工夫を加えることで、さらに高い付加価値を持つ料理になります。ぜひ、最後までお読みください。
目次[非表示]
- 1.メルティークビーフの解凍方法
- 2.焼成前の下準備
- 3.焼成のポイント
- 4.最後に
メルティークビーフの解凍方法
メルティークビーフの解凍方法で最もおすすめなのは「冷蔵解凍」です。
解凍には時間がかかりますが、低温環境でゆっくりと解凍することで、食材の品質を維持しやすくなります。
解凍によるドリップロスがほとんどないため、歩留まりの面でも最善の方法と言えます。
以前、メルティークビーフの解凍方法をまとめた記事もありますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。
焼成前の下準備
解凍後に焼成前の下準備として重要なのは以下の3つになります。
・余分な水分を拭き取る
解凍後、表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。これにより、焼成時のムラを防ぎ、均一に焼き色が付きます。
・室温に戻す
冷蔵庫から取り出した肉を、調理前に室温に戻します。これにより、焼成時に内部まで均等に火が通り、ジューシーな仕上がりになります。時間ですが、大きさにもよりますが、目安は約30分から1時間くらいになります。
・下味をつける
焼成直前に塩と胡椒で軽く下味を付けます。塩が肉の水分を引き出し、風味を引き立てますが、早すぎると水分が失われるため注意が必要です。
焼成のポイント
ここではステーキの焼き方を例に取り上げますが、焼成の基本は「外側がしっかりと焼けてカリッとしつつ、内部はジューシーさを保つ」になります。
この基本を押さえるために、中火から強火でフライパンを熱します。
十分に熱くなるまで待つことが重要です。油を入れ、煙が出る直前まで加熱します。
フライパンにステーキを乗せて、表面をしっかりと焼き、肉汁を閉じ込めます。
なかなか難しいですが、温度計で中心温度を測れると、より正確に焼き加減の調整が可能です。
焼き上げ後は仕上げとして5~10分ほど休ませることで、肉汁が均一に行き渡り、切ったときに肉汁が溢れ出るのを防ぎます。
ある程度の厚みがあるステーキや塊肉を焼く場合は、オーブンを併用することをお勧めします。
厚みが5cm程度の塊肉をオーブンを使って調理する場合、まずフライパンで肉の両面を2〜3分しっかりと焼きます。その後、180℃に設定したオーブンにフライパンごとオーブンに移し、目安として10分弱加熱します。これにより、安定して美味しく焼き上げることができます。
厚みが2cm程度のステーキの場合は両面を1〜2分程度焼いて焼き目をつけたあと、オーブンで5〜6分を目安に加熱することで、焼き上げることが可能になります。
メルティークビーフを焼いた際の変化については下記に焼き歩留としてまとめておりますので、合わせてご覧いただければと思います。
最後に
メルティークビーフ美味しく食べていただくための下準備としては
解凍:冷蔵庫でゆっくり解凍
下準備:お肉を調理前に室温に戻し、焼成前にはフライパンを十分に予熱する
焼成:高温で焼き目をつけた後、必要に応じてオーブンで焼き加減を調整
仕上げ: 焼き上がったステーキを5〜10分休ませて肉汁を落ち着かせる
これにより、肉の風味とジューシーさを最大限に引き出すことができます。
実はメルティークビーフだから特別な仕込みが必要なわけではありません。お肉を美味しく食べるための下準備をしていただければ、メルティークビーフもとても美味しく調理することができますので、ぜひお試しください!
今回使用した商品:ホクビーサーロインブロック
選りすぐりのサーロインにメルティーク加工を施した、ワンランク上のステーキです。
上質な食べ心地と旨味が感じられます。